(ZONEの「mind」に) 「もうこれ以上、 どんな青空もいらない。」 そう思える朝を、 なお、君は目を覚まし、 駆け出していく。 まぶしい始まり。 腰を下ろして、 大好きなTVを見ている。 「その気」がある。 ハミングする君のすぐそばで、 君の「その気」が、笑っている。 草のように。 しずかな日だまり。 糸のない穂や幹を、 君のその手に、掴み取って。 ドアを押し開けて。 「さあ 出かけよう」 分厚い音の聞こえる外へと。 どんなにかなわない空の下でも、 君の背中に重なっていく、 あの「歌」があるから。 無数の葉があるから。 大好きな「その気」は、 いつも君のそばにいる。 駆け抜けるための大地はあって、 君に風を吹かせない、 とどまるためだけの空なんて、ない。 (言葉もなく 育っていく時間) そして自分の名前を叫ぶ。 (二〇〇三年十一月三、四、五日) |