(ZONEのアルバム「O」に) O(オー) まるく O(オー) とじているのです O(オー) なにもない の、数字みたいだけど O(オー) アルファベットでは じつは十五番目なんです O(オー) 血液型は、O型です O(オー) 驚いたときには いつも声を上げてしまいます O(おおお) おおざっぱだなんて あまり言われないけど O(オー) まるくとじている 瞳 この手で触れるものって 世界にどれだけあるんだろう わたしにはわかりません まだ十五歳だから もう十五歳だから まぶしい朝のひかり を、どうやってこの手のひらでかたどっていけばいいか わたしは知らないのです でも こんなにまぶしい朝のひかり わたしは、今日も、目を覚ます ねえ、雪が降ってきました ちらちら ちらちら はいいろの雲の、もっと高くから ゆれながら 舞いながら わたし あんな歌声に なっていきたい そうか 世界は、きっとO(オー)なんです 吐くいきがこんなに白いから わたしの瞳の手のひらが 雪になって 散っていく ひかりを、いま つかまえましたよ (二〇〇二年十二月十日) (詩集『寄せる波、世界へ、』より) |