2004年1月29日木曜日

まじめな恋愛詩の試み 1



   図書館



黒い花びらが猫のように通り過ぎて
「さよなら」ばかりが降り積もっている
図書館

昼過ぎから不在になったままの
誰かのむくろを指の腹でめくると
後姿しか返事をしなかった

小さな耳ばかりを思い出している
百年来つづいているという
書庫のことはいつも知らない



自分が、ずっとまじめな恋愛詩を書いてきていないことに戸惑いをおぼえ、少しずつ若かったころに戻ろうかと思っています。今日この頃。
だから、「まじめな恋愛詩」っていっても、あくまで自分のが不真面目だったって言うだけなので。誤解なきよう。