2004年3月4日木曜日

朝食まで


重ならない朝の数だけ
擦り切れていく
てのひら

パソコンのCDを流したまま
顔を洗うと
「いくつもの今日」のように冷えていった

握手会は残酷だ
一人きりの肉声は
傷だらけでやわらかいから
繰り返すこともできないから

僕は食器をしずかに並べる
カーテンの外では
他愛ない約束が傾いて
遠いお皿にミルクをたっぷり注いでいる